河村(た)委員 民主の河村たかしでございます。
 いつも同じことばかり言っておりますけれども、この間もそちらへ伺ったときにお話ししましたが、北川さんが言われた、移転の必要性はさらに高い、時代の閉塞感がある、日本のあり方の論議とかかわらないかぬという議論、まさにそのとおりで、結論を言いますと、私は本当に移転をせないかぬと思うんだけれども、残念ながら、時代は大きく変わって、やはり、はっきり言えば、このくそもうからぬときに何を税金で食っとる連中がやっとるのかというのが、今の大方の大衆の意見だと思いますね。
 時代のあり方をどう認識するか。北川さんは分権自治だと言われたけれども、分権の考え方は、地方分権というのも一つだろうと思うけれども、もう一つは、やはりタックスペイヤーといいますか、頭を下げて稼いどる人たちが立派なので、政府部門の役人と議員というのはもっとへりくだらないかぬというのが二十一世紀の日本の最大の課題だと私は思いますね。叙勲でもそうですけれども、何か知らぬけれども公務員とか議員だけ勲章もらって、とんでもないことですよ、これは。それで、災害でも、やはり議員はもっと危ないところへ住む。そういう思想を持って、やはり国で稼いでいただく人たちを本当のお客さんとして大事にする、そういう国家をつくらないと、経済もだめになるし、子供たちに本当に夢がなくなると私は思いますよ。
 そういう意味で、国会移転法の前文が――今の、森の中に宮殿をつくって、図面を見ると、何か宮殿の横に必ず池があって、池の横に国会議員が歩いとるんですけれども、私はこれはとんでもないと思っとって、これは結局国会が変えないかぬから知事さんに言ってもなんですけれども。私、ちょっと新たな仕組みの法律も考えとるんですが。
 例えば三重県だったら、今の仕組みだったらちょっと遺憾ですけれども、一定の調査会の基準がありますから。だから、例えば木曽岬干拓とか、それから大阪だったら伊丹の空港とか、名古屋でも小牧の飛行場がありますよ。それから、奈良なんか私大好きなところで、この間も橿原市の今井へ行って、一日ずっと見てまいりました。私、歴史的建造物が大好きなもので、本当に好きなところです。
 だから、そういう森の中の宮殿型のものじゃなくて、本当にシンプルというか、単純なシンプルじゃないですよ、もっと国会議員があくせく働く、とにかく日本というのはそういう国なんだ、税金を稼いでくれる人を本当に大事にするんだ、そういう国家像をつくれるように、ひとつ何ぞ提案してもらえぬですか、北川さん。どうですか。
北川参考人 そっくり河村議員にお返しして、国会議員さんの仕事をぜひよろしくお願いをいたしたいと思うのです。
 それで、タックスペイヤーの立場に立つとかいう、謙虚にならなければというのは、そういう意味の、国の、政治のあり方、行政のあり方、それを問うときに、このまま今の権力構造の中心にある東京でできますかということを問うているわけでございます。したがって、そのあり方論については、煮詰めていただくのは結構なことですけれども、移転するかどうかという議論が国会で決められてもう一年を切っている状況の中で、ぜひそちらに集中して御議論をいただき、そしてその中で首都のあり方論はお願いをできればなと、そのように思うところでございます。
 したがって、まさに移転と改革は不即不離のものだ、そういう意味でお願いをしているところでございますので、よろしくお願いいたします。


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