河村(た)委員 河村たかしでございます。
 フルスピードで一言だけ、全員の方に御意見を伺いたいんだけれども。
 私は、誤解をされるのですが、賛成派は賛成派なんです。何でかといったら、やはりこのお上下々社会のシンボルのような、そこに天皇陛下がお見えになって、国会があって、何か霞が関があって、企業がその下にずっとおると、こういうのは、本当に、この次の時代、二十一世紀に何が大事かといったら、これはやはり、この官尊民卑を改めることだと思いますよ。
 アンケートをとると、子供に全く夢がないと。これは政治の最大の責任ですよ。何でないかといったら、お上というか、社会的なものを全部、議員も二世ばかり、何か企業は金持ちばかり、同じ人ばかりが占めていて、こういう国を変えるということが重要だという意味において、やはりここはまずい。非常に大きいんですね。
 そういう面では、野村さんが言われた、引っ越しをする場合には要らない物を処分してから引っ越ししましょうと。なかなかええことを言われたなということで、今後たまに使わせていただきますけれどもね、これは。
 そんなことで、賛成なんだが、しかし、今、悪いけれども、私も名古屋ですが、三つの候補地見ていると、何か森の中に宮殿つくって、国会議員が噴水の横でぶらぶらしておる、こういう図面をかかれて、それで聞きたいのは、本当にこんな国会をつくらせて、皆さん、賛成派の人もそうですよ、こんなことでいいんですかね、納税者として。冗談じゃねえ。国会議員なんというのは、最も災害のあるところにおって、それで忙しいところにいるんだ。反対ですよ、感覚が。森の中におるのは納税者がいるんですよ、納税者が別荘に。
 だから、そこのところを、皆さん、今のイメージで、このくそもうからぬときに本当に賛成されるのかをちょっとお伺いしたい。
 それからもう一つ。ちょっと職務で発言するのでもないんですが、先週になりますか、土曜日、どうしてもきょうお越しになれない方がお見えになりまして、やはり納税者が神様というかお客様でございますので、とにかく普通の人は平日には来られないんですね、だから土日にもやらないかぬということで、土曜日にお越しいただきました。
 本当はこっちから出向かないかぬと思いましたけれども、まあしようがないということで来ていただいて、その方が、後で速記録が配られると思いますけれども、こういうふうに発言されております。「特に、私のために、休日、このような場を設けていただきましたことに関しては、非常に感謝しているとともに、日本国というのはいかに偉大なものかと。よく、アメリカなどが民主主義のお手本だといってもてはやされますが、日本だって捨てたものじゃない。」こういうふうに御発言されていまして、たまには国会もいいことやるんだということですね。それと、これはどうも戦後初めてのようでございます、戦後というか、新憲法以来。
 だから、やはりこの際、大いに国会とか政府部門、役所、それから税金で食っている人たちは、納税者に恐れを抱いて、皆さんが本当に、主役と言うと使い古された言葉だけれども、恐れを抱いたような、そういう社会をつくっていかないかぬ。そのシンボルとして国会移転をやらないかぬのに、国会議員が森の中で、噴水の横でおるような図をかいて、何を考えているのかと。
 だから、基本的なコンセプトを、調査会でそうなっていたんだけれども、変えないかぬ。そういう面では、村山さんが言われた、空き地を利用して、笹島もいいし、木曽岬干拓もいいし、あいておる土地にせせこましく国会議員が働く、そういう首都移転をやっていきたい、私はそう思っているんですけれども、一言ずつ、どうですか。
永井委員長 もう時間も迫っておりますので、本当に一言ずつお願いしたいと思います。
 では、最初に上田参考人から、順次御発言を願います。
上田参考人 私は、たびたび申していますように、やはり文化を再創造する必要があると。そのためには、やはり、今まで異質な文化を形成してきた関西と現在の文化の中心である東京との相互の連携なり交流を首都機能を関西の方に移転することによってつくり出していく、それで東京中心の現在の価値観を転換していく、そういう価値なり文化の転換が必要であると思っております。
大友参考人 私は、議員のおっしゃるとおりだと思います。それで、ちなみに、森の中に行かなくてもいいですから、ここの国会にずっといらっしゃったらいいと思います。
 それから、一つだけ。夢がないのは、これは親が成功していないからです。親が本当に日本の社会のこと、自分が成功したこと、失敗したことをきちんと子供に話していないから子供に夢がないのであって、これは国会が悪いのではありません。
界外参考人 国土交通省とかがつくっているイメージ画とか、インパクのイメージ画とか、あと冊子のイメージ画とか見ていますと、こんなことしていていいのかなと正直思います。
 それと、あと、首都機能移転と道州制の導入とかそういうのを絡めて考えることもあると思うんですけれども、そういうことを一緒に考えているといつまでたっても首都機能移転はできないと思いますので、道州制とかそういう本当のすごい改革というのはとりあえず置いておいて行った方がいいのではないかと思います。
鈴木参考人 おっしゃるとおりだと思います。何でも森を切ればいいというものではないと思います。
 ただ、私が前に考えていたのは、伊那谷を中心とした地域ということで候補地が挙がっておったんですけれども、堺屋先生がその文章の中でぴんとこないというようなことが書いてありまして、それじゃ海の上にでもつくったらいいじゃないかというようなこともちょっと考えたりはしておったんですけれども、今候補地が絞られてきたので、一応岐阜・愛知ということで候補地が絞られておりますけれども、別に特に森を切らなくてできる方法があれば、いろいろ方法は考えたらいいじゃないかというふうに思っております。
田嶋参考人 国民のためにある国権の最高機関は、災害のないところ、かつ、よい発想ができる環境のよいところに移転すべきであるというふうに考えます。
西尾参考人 日本を支えている会社というのは本社が地方にあるところです。京セラとかトヨタとか、そういうところですね。ただ単に、ここに来て全部が同一になってはいけない。
 それから、十年たって私たちができたところを見られるかどうか、二十年たつと今ここに見える国会議員が見えるかどうか、そういうことが議論が盛り上がらない原因じゃないかと思います。
野村参考人 国民に大きな負担を環境でも財政でも与えるわけですので、本当に公共のためにならやってもいいのですが、コストに対してリマーカブルインプルーブメントがあるように、確認してやっていただきたいと思います。
村山参考人 空き地の利用を言い始めた張本人なんですが、理事のおっしゃるとおり、今までみたいに夢ばかり追って森の中というのはいかがかな、そんな絵にかいたもちみたいなことはどうかなと思う。
 それと、以前堺屋太一さんが岡田斗司夫さんという方と対談されていまして、岡田斗司夫さんというのは東大の教授か何かでオタク学の権威らしいのですけれども、その岡田さんが言っているのが、せこい首都移転でいいのじゃないかと。
 今までの議論の中で、せこいというのは、言ってみれば悪夢だ、よくないことだというイメージがあったと思うのですが、せこい首都機能移転というのは、発想を転換して、そういうのでもいいのじゃないかと。せこいということは、移転する規模も小さくなって、必然的に、どれが必要か、どれが不要かというふうな選別作業とかも出てくると思いますので、そういったような発想の転換をしていただきたいなというふうに思います。
永井委員長 それでは、定刻もやや過ぎておりますが、最後になって恐縮でございますが、田野瀬筆頭理事から御発言をお願いします。

元に戻る