○河村(た)委員 民主の河村たかしでございます。
土地が東京にあるということなんですけれども、それもそれで今の田中さんの話とも若干は似ておるんだけれども、やはり、恐るべきお上下々国家といいますか、これは本当に遺憾ですね。
経済的に見ても、国のGDPが大体五百兆ぐらいあると言われておりますが、昔経済をやったときは、政府部門というのは一般政府でそのうちの三分の一ぐらいだと思っておったんですけれども、今や、三百兆近くは何だかんだでお金が全部政府に一たん入っていくということだよね。
ここら辺を地域的に見ても、皇居があって、その横にわしらがおって、それから霞が関があって、その周りに、虎ノ門の公益法人の集団ですか、それから地方事務所があってという。それで、議員はみんな、まことに申しわけないけれども、二世が全部いかぬとは言っておらぬけれども、ブッシュも二世だからあれだけれども、議員も圧倒的に二世と官僚。それで、勲章も役人の方が上。
それは、明治維新、敗戦後の復興期はよかったかもわからぬけれども、これは本当……(発言する者あり)徳川家康が悪いかね。いや、わしのところは信長の方だな、本当は尾張だから。
そういうわけで、自立を妨げるというか、私も地元で、国を変えるなら身近から変えないかぬということで、ある高校の建物を壊すなとかいうていろいろやっておるんだけれども、今はもう役所が右だと言ったら全部右になってしまいますね。
こういう情けない世の中はどうにかせないかぬということで、やはりこれは変えていかないかぬと思います。だから、そういう立場で変えるのであって、場所だけ変えて同じようなシステムをそのまま持っていったら、何にもならぬということですよ。
というふうで、変えないかぬのだけれども、残念ながら、国民に背番号をつけるとか、とんでもない……(発言する者あり)皆さん、余りわからぬかしらぬけれども、これは中央集権のシンボルですからね。あと二、三年たつと、河村さんの言っておったことがやはり本当だった、えらいものだったというふうにわかると思いますよ。
そういう中で、ただ移転をするだけでは、お上下々構造がよそに移っただけだからだめだとかですね。
しかし、抽象論として、例えば消費税なら消費税を地方に移すとか、そういうような徴税構造を変えるとか、それから税金の使い道を国民が選択するとか、本当のNPOをつくっていくとか、そういうことで完全にお金の面でも分権社会をつくる。それだけ言っておっても、これはやはりシンボルがないとできぬですからね。そういう意味では、やはり僕は、まず、東京に集中するのは動いてもらわないかぬというふうに思っております。
ハードのことの集積というのはよう出ておるんだけれども、たまたま私、ある演劇をやっておる会社に――私はああいうのが大好きなんですわ。宝塚も好きだし、それから今、新宿コマで北島三郎をやっておりますけれども、ああいうのも大好きだし。それで、演劇劇場入場者地域別内訳というのを出してもらったら、そうしたら、東京が六百十万で五七・一%、名古屋が百七十万で一六・一%、大阪が二百万で一九・三%、九州が八十万で七・五%、これで一〇〇%で、あとどうなっておるといったら、実際はありゃせぬわけですよ、いわゆる商業演劇としてホールを持ってみえるところは。そうすると、結局こういうソフトですよね、楽しみというか、そういうことでは明らかに極端に集中していますよね。昔は、多分、どさ回りの役者さんたちがおって、そういう地域文化というのは華やかだったんですよ。戦後の構造の中でこれを全部ぶち壊しちゃった。
これは本当に、勇気を持ってというか、首都移転だけではだめですよ、ハードを変えるだけでは。だから、お上下々構造を変えるというところまで含んだ本当の大移転を、私が総理大臣になったらやるんですけれども、すぐなれやせぬものだから、どなたかが考えるにしろ、税金の流れを全部国家に納める仕組みを変えていく、地方に納めるだけじゃなくて、国民が選択していくというところまで含んだ大時代転換をやる非常に重要なときだと思います。
だけれども、背番号なんかをつけておるものだから、与党がそれに気づいておらないかぬ。私は、背番号で日本はくしゃくしゃになると思います。警告しておきます。
以上でございます。
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