日野委員 今の答弁には実は問題があるんですね。金融機関の全体の不良債権、これ、柳澤大臣が言われるように、六十八兆円と置きましょうか、我々はもっと大きいと思っていますが。そのうち直接償却によって処理されたのは五十四兆円、こうなっています。しかし、これは金融機関の大きいところが中心になっているわけです。ところが、中小企業は大体地銀以下なんですよ、借りているのは。ですから、私は、今柳澤大臣が言われたような安易なものではないと思います。
 それで、もう時間が終わりましたから、この問題はまた別の機会に回さざるを得ません。
 一つだけ。私は、NPOというような団体というのは、これからの日本のこの閉塞状態、これを切りかえていく大きな役割を果たすだろうと思う。でありますから、私は、このNPO税制について出されておる野党案、これは非常に高く評価するんですが、一言感想だけ。
山口委員長 時間が過ぎておりますので、簡潔に。
河村(た)議員 確かに今度の与党の案は、NPOを支援してずっと活動してもらうという方じゃなくて、厳しい試練、苦難を与えたというふうになっておりますけれども、一番中心にあるのはやはり、とにかく、これは国家観にかかわることなんだけれども、要するに公益国家独占主義ということなんです、今のところ。要するに、公のものは全部国家がやるんだということ、大蔵省なり。だから自民党、頑張らにゃいかぬのですよ、自由主義の思想からいうと。だから、二十一世紀を管理の国にするなら、どうぞやってください。自由の国家にするなら、やはりこういう公益的なものも民間が判断していく、そして役所は後でそれをアジャストしていく、そういう立場にならぬと、財政政策も誤りますよ。
 そんなことで、管理か自由かが問われておる非常に根源的な法案である。そして、私どもの野党の出しておる法案は自由を求めた法案だということを言っておきます。
 以上です。
日野委員 終わります。
山口委員長 午後一時から委員会を再開することとし、この際、休憩いたします。

元に戻る